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登録日:2011/11/09(水) 01 16 21 更新日:2020/11/01 Sun 23 34 39 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 FF FF13 なるほど、わからん ファルシのルシがコクーンでパージ ルシ 末期Lv.23 ニンブスLv.128 ←末期「ちょww無理ww」 零式 零式では地図書き換え担当 ルシとはスクウェア・エニックスのファブラノヴァクリスタリス ファイナルファンタジーの作品群に登場する存在。 現在、FINAL FANTASY XIIIとFINAL FANTASY零式に登場しており、今後のFF13-2、ヴェルサス13にも何らかの形で登場するものと思われる。 作品により差異はあるものの現在は以下の共通点がある。 人間がより高位の存在に使命を課せられることで「ルシ」となる 魔法など通常の人間には扱えない力を得る。 使命を果たせば永遠の時を生きるとされる「クリスタル」に、果たせなければ「シ骸」と言うモンスターになる。 体のどこかに、矢印をいくつも複雑に組み合わせた模様の印が出来る。 以下ネタバレ含む ■FF13でのルシ ファルシと言う超常の存在に、使命と烙印(しるし)を与えられた者たち。 使命は漠然としたビジョンを見せると言う形で伝えられる。 魔法を始めとした特殊な力を得る。 烙印は精神的ショックや心が不安定になる度に矢印が増えていき、最終的に目玉が現れ完全に開くとシ骸となる。 シ骸になるまでの時間は使命の難易度や個人により差異があるが、ファルシがその気になれば使命を与えるまでもなく瞬時にシ骸にすることも可能。 この点を鑑みるとライトニングの考察通り、人間はファルシの従属であり、ただファルシに飼われているだけの存在である。 ファルシは、《コクーン》と言う世界にいるファルシと、《パルス》と言う世界にいるそれとに分かれ、どちらのファルシにルシにされるかで意味合いが大きく変わる。 パルスのルシはコクーンの人々に忌み嫌われる存在であり、 セラがパルスのファルシ、『アニマ』によってルシにされた時は、 セラが住む観光都市ボーダムの全ての人間をコクーンから追放する「パージ政策」が敢行された。 また、ファングやライトニングたちといった間接的な形で使命を果たした者や、シ骸になった者たちが再びルシに戻った時、 烙印は白く焼け焦げ進行しないものとなる(使命に縛られていないがルシの力は問題なく扱える) ●呪われたルシを救う存在 旧作の召喚獣にあたる存在。 ルシが絶望に駆られた時や、困難を乗り越える時に現れ召喚獣に認められることで従えることが出来る。 どの召喚獣もルシを襲うため、召喚獣は「ルシを死によって救う」と言われているが、 ライトニングたちの解釈では「困難を乗り越え、生き抜く強さを与えるべく現れる」のではないかと言われている。 ●シ骸 使命を果たせなかったルシがモンスター化した姿。 《コクーン》のファルシのシ骸だとキラキラした姿、《パルス》の場合はゴツゴツした姿になる。 中には一般的なシ骸よりも遥かに強大な力を持つ六死将と言うシ骸もいる ●冥府 シ骸が長い年月の末、力尽き結晶化した姿。 グラン=パルスに点在し、石となった後も自分が成せなかった使命を果たしてくれるルシを待っている。 ■FF零式でのルシ クリスタルに使命を与えられた人間。 どのクリスタルにルシにされたかで印の色が違い、朱雀ならば赤、蒼龍ならば水色と言った具合。 人間とは比べ物にならない強大な力を与えられ、シュユ卿とニンブスが対時した時はトゴレス要塞とその周囲を壊滅させた。 そして主人公側の筈の朱雀のルシはやたら地図を書き換えるような事をしてる。 クリスタルやシ骸になったり、何らかの形で死なない限り、生き続ける存在でセツナのように500年以上生きているルシもいる。またクリスタルやシ骸になっても人々の記憶から忘れられない。 力を得る代わりに人間としての意志を失い、年月を経るに従い人間的な感情も希薄になっていく。 攻撃に特化した甲型と特殊なチカラを持つ乙型がいる。 ストーリー中でも主人公たちと戦うことがあるが、その力は絶大。ニンブスやホシヒメなど無理ゲーと言わざるを得ない奴もいる。 追記、修正お願いします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 零式のルシは強烈過ぎたな。戦闘力も零式 13ぐらいありそう。13は召喚獣従えても勝てるかねぇ。 -- 名無しさん (2013-09-22 18 08 29) もはや同じ単語の違うものって感じだよな。デメリットの塊みたいなFF13ルシ、メリットだらけの零式ルシ -- 名無しさん (2015-04-08 15 02 31) 召喚獣の桁が違いすぎる… -- 名無しさん (2015-07-14 11 26 21) じゃあ15にもルシいるのか -- 名無しさん (2016-12-09 12 39 42) FF15はかなり設定を分かり易い方向に持っていったのか、共通の用語はあるけど -- 名無しさん (2017-07-01 13 50 43) 掲示板の情報だけど、ノクトはヴェルサス13でルシになる予定だったらしい(宣伝と召喚するときに目が赤くなるのが名残)。15はファブラじゃなくなったけど。個人的には零式を見る限りもっとドロドロなEDになる可能性があったから15に変わって結果オーライって感じかも(グダグダなのは否定できないけど)。。 -- 名無しさん (2020-11-01 22 51 47) まあ神様の使いっぱしりができるようバフのかかった人間、という認識で良さそう -- 名無しさん (2020-11-01 23 34 39) 名前 コメント
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306 :ファイナル ファンタズム ◆6/PgkFs4qM:2008/02/10(日) 22 57 37 どちらかといえばいつも寡黙な筈の少女が、何故か今に限って多弁に過ぎる。 見目麗しい顔は痛ましくも蒼白に色落ち、平時のあの凛とした佇まいは跡形なく崩れ、枯れ木のような危うさを感じさせた。この毅然とした少女が見せる年相応の弱々しさには一種の憐憫の情を抱かずにはいられず、やはりどうしようもない保護欲に駆られざるを得なかった。 出来ることならば彼女を傷つけず、そっと労わってあげたい。だが――自分がそんな柔軟を持ち合わせているなどあろう筈もなく、出来ることといえば、投げかけられた呟きに対し正直に、自分なりに誠意を込めて臨むしか仕様はなかった。 「でもさ――それを何とかするのが正義の味方の役目だろ?」 正義の味方。 衛宮士郎の究極の理想形であり、到達点。何よりも、俺が生きる理由に他ならない。 都合の良い言葉だとは解っている。総てを正義の名の下に括れば良いという訳ではない。それでも、喩えその存在が夢幻に過ぎない虚像だとしても、それで誰かを救うことができるのなら、あの月夜の切嗣の安堵を裏切らずに済むのなら、あの■■に取り残された彼らへの■■になるというのなら――――俺は正義の味方になりたい。 半ば予想していた結果とはいえ、思いも依らなかったであろう単語に直面した彼女は呆気に取られたが如く目を丸め、まじまじと珍しいものを見るかのようにこちらを眺めていた。途端、理想を語る清々しさは粉微塵に吹き飛び、胸中には苦々しい恥じらいだけが残される。 「そんなにおかしいかな。正義の味方」 「いや、おかしいというか……えっと……」 言葉とは裏腹に体全体に顕れる明らかな動揺。蹲る俺。 「ああっ、おかしくないっ! 全然おかしくないぞっ、シロウ! だ、だけど、正義の味方だなんて、昔ははう……母が読んでくれた絵物語でしか知らなくて。まさか貴方の口からそんな言葉が出てくるなんて思いも依らなくてな、少し驚いてしまった。 しかし、各地を転々とする冒険者でさえ、その活動は利益を前提としたものに限られる。彼らだけじゃない。誰だって労働に対する報酬があるからこそ頑張れるんじゃないか。なのに、所詮無償でしかない正義で動くだなんて、シロウ、そんなこと……」 「む、それは違うぞ。誰だって大なり小なり正義……言葉を変えればそれなりのポリシーを持っていたりするものさ。内に抱える大切なモノを守るためならば、仮に益体ないことであっても足を踏み出すことができる。違うか?」 「…………」 「さっきお前は人が抱える矛盾を指摘していたけど……でも反面、悪いことばっかりの矛盾じゃなくてさ、中にはこういう善行もあったりするんだよ。でなきゃ俺達はこうして立っていることもままならなくなっちまう」 「ん……それが人の内に秘める正義心、ということか……?」 言いたいことは言った。果たしてそれが彼女の心に響いてくれたのか否か。少女は目を伏せ、左拳を口に当てながら熟考している風を作り、俺には聞き取れぬ小さな呟きを漏らす。流石にそうそう簡単に納得することなどできないであろうが、これは俺に課せられた問題ではなく、彼女の問題に他ならない。何が正しいかなんて彼女が身を以って体験し判断するしかないのだから。 思考が一段落したであろう頃合いを見計らい、改めて歩を進める。次いで、彼女も俺の後に寄り添って来た。 「ではシロウは貴方の言う正義を履行する正義の味方になりたいと? 矛盾に弾かれた誰かに手を差し伸べる自分でありたいと?」 「そーだよ。昔からの夢なんだ」 それっきり何を言うでもなく会話は途切れ、黙々と歩は帰り道を辿っていく。 辺りは歩行者達のざわめきに溢れかえり、洋々として雑音の域をはみださない、毒にも薬にもならぬ有象無象の様を呈していた。そんな中、ポツリとこぼれた一言が、妙に耳に引っ掛かった。曰く――――それじゃあいったい誰が正義の味方を救ってやれるの?――――と。 答えはない。ある訳がない。脳はその言葉の受諾を拒否し、気付けば周囲のざわめきと同じく他愛もないノイズとして処理していた。 ――翌日。 結局カレンの体調を考慮してバストゥークに一泊逗留することになったのだが、ここでまた一つ問題が起こった。先日俺と同じく莫耶を探しに出て行ったらしいバタコが帰ってこないのだ。 挙句莫耶を連れ帰った足をそのままに再度街を探しに出掛けたのだが見つけること叶わず、満足に休養すら得られない徒労と終わった。それとなく莫耶本人にも問い質してみたのだが、どうにも煮え切らない返答しかつかめず、埒が明かない。 「もしかしたら街の外に出てしまっているのかもしれないわ。でもそうなった場合、彼女は自分の意思で私達から離脱したと考えるのが自然となるでしょうけど」 「いや、理由がない。もしそうだとしても何も言わずに出て行く意味がわからない」 「万が一誘拐された、としてもメリットはなさそうですしね。彼女、お金持ちの令嬢って訳でもありませんでしたし」 それどころか天涯孤独の身。だからこそ二国の調査員に加えられたのではないか。 彼女が課せられた責任を途中で放棄するような奴だとは思えないし、現に初対面同士だった俺達を纏めるべく気を遣っていた姿は責任感の顕れとして脳裏に刻まれている。だからこそ唐突過ぎる失踪が不自然に浮き彫りとなっているのだ。 「なあ、莫耶。念のためもう一度確認するけど、本当に会わなかったんだよな?」 「あ、ああ。私は何も見ていない。知らない」 「……そっか」 ご覧の通り、とっても怪しい。 更に問い詰めるのは簡単ではあったが、果たしてそれがどのような結果をもたらすのか容易に想像できず、聞くに聞けないジレンマを抱える羽目に陥っている。一応警戒の意味を込めてカレンの様子を横目で窺うも、人一倍鋭利な筈の彼女はこの話題にさして興味をもつことなく、波がかった髪を指に巻いて遊んでいるだけだった。 「巻菜。お前はどう思う?」 突如話題を振られた彼女はさして動揺するでもなく、軽く首を傾ぐ仕草をした後、僅かな時間を隔てて答えた。 「彼女が自分の意思でいなくなったのならこうして考慮していること自体茶番に過ぎないけど……もし第三者の意思が介入しているとしたら迂闊に動くのは自粛すべきじゃないかな。でも、状況を鑑みるにその可能性は無きに等しいですが」 「つまりバタコは自分でいなくなったと?」 「僕が思うには」 ますますわからない。 結局のところ、謎の焦点は何故彼女が去らねばならなかったに帰結するが……どう記憶を巡らせてもそこに到る原因がわからない。彼女との関係は円満であったと自負できるし、時折衝突することがあったものの互いに心通じ合わせる位置にいたと思う。長らく隣にいた俺がそう感じているのだ。彼女も同じくそうであったと……信じたい。 どう動けば良いのか判別つかず、不動の姿勢で数分を惰性に費やす。 1分……2分……3分……4分……5分……。 そのまま時が止まったかのように静かな時間が流れるが、不意に閑静が包む部屋をけたたましい、木がぶつかり合う音が響く。すぐにそれがドアを開ける音だと判り微かな期待を込めて首を回せば、しかしそこには意中の人の姿はなく、代わりに体格ばかりが似たタルタルの姿があった。落胆が身を包むと同時に、目の前の彼に対して謂れのない苛立ちが湧き上がる。 「す、すみませんっ! 自分はバストゥーク所在、ウィンダス領事館に勤めるトプル・クペルと申しますが……あの、貴方がたがウィンダスから派遣されてきたエミヤシロウ様、バタコ様、ヒサオリマキナ様で相違ございませんでしょうかっ!?」 「はあ」 「本国からの伝令をお伝えしたく馳せ参じました! 任務は中断! すぐに指定の場所に向かって欲しいとのことです! 場所はジュノ! 約束の物もそこで手渡すとのことです!」 「――え? ちょっと……」 唖然とする暇もない。 伝令者は課せられた使命を果たし満足したらしく、恭しく一礼し去っていった。 「衛宮士郎、アレは何ですか? 説明を」 「わ、私にも頼む。任務やら約束の物やら、全然話が見えないぞ」 カレンと莫耶の質問攻めもどこか空しく、現実としての厚みがまるで感じられない。巻菜の方に顔を向けてみるも、当事者の一人である筈の彼女は俺と視線があった途端ぷいと目を逸らし、興味なさげにそっぽを向く始末。ますます纏め役のバタコの不在が悔やまれた。 「それは……いや、追々後で話す。今はまず動こう。えっと……」 1群 Ⅰ:直接ウィンダスに取りに戻る Ⅱ:指令通りジュノに向かう Ⅲ:伝令を放棄する 2群 Ⅳ:『型月』キャラ一名追加 (5票目に記載されたキャラを転送。士郎かセイバーのいずれと共に行動させるか、もしくは孤立させるか、も記入してください。戦闘力皆無キャラでも構いませんが、恐らく地獄を見ますw) Ⅴ:追加はいらない 1群、2群から一票ずつ選んでください 投票結果 Ⅰ:5 Ⅱ:2 Ⅲ:1 Ⅳ(エミヤ、アーチャー、エミヤ、アーチャー、アーチャー):5 Ⅴ:0
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STRANGER OF PARADISE FINAL FANTASY ORIGIN 機種:PS5,PS4,XboxX/S,XboxOne,PC 作曲者:水田直志、山崎良、岩崎英則、鈴木克崇 発売元:スクウェア・エニックス 開発:Team NINJA(コーエーテクモゲームス) 発売日:2022.3.18 概要 初代ファイナルファンタジーの世界観を元に、ストーリーやバトルシステムを刷新した作品。 『仁王』やソウルシリーズのようないわゆる「死にゲー」的なゲームデザインが特徴的。 作中では「『異なる時空』から転送された」という設定で歴代FFの印象的なロケーションが登場し、 BGMもそのロケーションでのBGMをモチーフとしたアレンジが流れる。 収録曲(サウンドトラック順) 曲名 作曲者 補足 順位 Jack's Theme 水田直志 Garland 水田直志 Where It Begins – Motif from "Chaos Shrine" 水田直志,植松伸夫 Battle The Warrior in the Darkness 水田直志 Battle The Warrior 水田直志 通常戦闘 Where Hope Fails 水田直志 Revolving Fate – Motif from "Chaos Shrine" 水田直志,植松伸夫 Chaos's Theme 水田直志 Battle Chaos Advent 水田直志 vs.カオスとなる者 2022年243位第2回マイナーゲーム334位 Battle False Knight – Motif from "Battle" 水田直志,植松伸夫 vs.カオスとなる者(ソウルバースト後)原曲:FFI「戦闘シーン」 Kindred Soul 水田直志 Hope – Motif from "Castle Cornelia" 水田直志,植松伸夫 Sarah's Theme 水田直志 Sarah's Lute – Motif from "Opening Theme" 植松伸夫 The Dark Crystals – Motif from "Prelude" 水田直志,植松伸夫 Seagrot 水田直志 Battle The Ferocious 水田直志 Indomitable 水田直志 Ravagers of the Sea 水田直志 Dropped Anchor 水田直志 Pirates of Pravoka 山﨑良 Battle Captain Bikke 山﨑良 vs.ビッケ船長 Treachery and Trust – Motif from "The Imperial Army" 岩﨑英則,植松伸夫 西の城原曲:FFII「帝国軍のテーマ」 Adversity 岩﨑英則 A Promise – Motif from "The Imperial Army" 岩﨑英則,植松伸夫 西の城(後半)原曲:FFII「帝国軍のテーマ」 Battle The Black Knight – Motif from "Derelict Keep" 岩﨑英則,植松伸夫 vs.黒騎士 Battle Puppet of Darkness 岩﨑英則 vs.黒騎士(ソウルバースト後) Astos's Theme 水田直志 Refrin – Motif from "The Sunleth Waterscape" 山﨑良,浜渦正志 光歪の水郷原曲:FFXIII「サンレス水郷」 Growing Darkness 山﨑良 光歪の水郷(洞窟内) Place of Amalgamation – Motif from "The Sunleth Waterscape" 山﨑良,浜渦正志 光歪の水郷(後半)原曲:FFXIII「サンレス水郷」 Battle Elemental Core 山﨑良 vs.コアエレメント Battle Blending Distortions 山﨑良 vs.コアエレメント(ソウルバースト後) Mirage – Motif from "The Crystal Tower" 水田直志,植松伸夫 Fragments Blinking – Motif from "The Crystal Tower" 水田直志,植松伸夫 Scattering Light 水田直志 Battle The Chimera 水田直志 Battle Four Minds 水田直志 Phantoms 岩﨑英則 Whence the Winds Blow – Motif from "Tower of Bab-il" 岩﨑英則,植松伸夫 浮遊城原曲:FFIV「バブイルの塔」 Beyond the Heavens 岩﨑英則 Castle of Wind, Suffused with Hatred – Motif from "Tower of Bab-il" 岩﨑英則,植松伸夫 浮遊城(後半)原曲:FFIV「バブイルの塔」 Battle Tiamat – Motif from "Flying Fortress" 鈴木克崇,植松伸夫 Battle The Fiend of Wind – Motif from "Flying Fortress" 鈴木克崇,植松伸夫 Readiness 水田直志 Cornelia – Motif from "Town" 水田直志,植松伸夫 Shadows Rising 山﨑良 ジャックが音楽プレイヤーで流す曲 Arbor of Still and Din – Motif from "Danger in the Forest" 山﨑良,植松伸夫 Stagnant Air 山﨑良 Within the Miasma 山﨑良 Battle The Great Malboro 山﨑良 Battle Malefic Sighs 山﨑良 Lufenia 水田直志 Whence the Fires Ignite 水田直志 Calamity's Passage – Motif from "Find Your Way" 水田直志,植松伸夫 グルグ火山原曲:FFVIII「Find Your Way」 Mountain of Flame, Harboring Rage 水田直志 Battle Marilith – Motif from "Mt. Gulg" 鈴木克崇,植松伸夫 vs.マリリス原曲:FFI「グルグ火山」 Battle The Fiend of Fire – Motif from "Mt. Gulg" 鈴木克崇,植松伸夫 vs.マリリス(ソウルバースト後)原曲:FFI「グルグ火山」 Hoary Massif – Motif from "Servants of the Mountain" 岩﨑英則,浜渦正志 Mountain of Prayer 岩﨑英則 Desiring Death – Motif from "Servants of the Mountain" 岩﨑英則,浜渦正志 Battle The Dragon Zombie 岩﨑英則 Battle Restless Carcass 岩﨑英則 Whence the Earth Turns 山﨑良 Inviting Despair 山﨑良 Cavern of Soil, Dominating Fear 山﨑良 Battle Lich 山﨑良 Battle The Fiend of Earth 山﨑良 Clockwork Ruins 水田直志 Awakening Motive 水田直志 Go No Further 水田直志 Battle The Cray Claw 水田直志 Battle Guardian of the Ruins 水田直志 Whence the Waters Flow 岩﨑英則 Rumblings of Destiny 岩﨑英則 Submerged Temple, Bearing Resentment – Motif from "Mako Reactor" 岩﨑英則,植松伸夫 Battle Kraken – Motif from "Chaos Shrine" 岩﨑英則,植松伸夫 Battle The Fiend of Water 岩﨑英則 Unease 水田直志 Onslaught 水田直志 Battle Captive of Darkness 山﨑良 An Uninterrupted Ancient View – Motif from "Tough Battle #2" 山﨑良,水田直志 Battle The Iron Giant 山﨑良 Battle Sword Wielder 山﨑良 Lost Duty 水田直志 Extraordinary Duty 水田直志 Will You Resist or Accept? – Motif from "Somnus" 水田直志,下村陽子 不夜城FFXV「Somnus」のアレンジ Battle The Behemoth 水田直志 Battle Beast of Memory 水田直志 Where the End Begins – Motif from "Floating Continent" 岩﨑英則,植松伸夫 Fool's Darkness – Motif from "Floating Continent" 岩﨑英則,植松伸夫 Tortured Island, Sinking in Suffering 岩﨑英則 Battle Astos 岩﨑英則 vs.アストス Battle The Suffering of Fools 岩﨑英則 vs.アルテマウェポンオリジン Yesterdays 水田直志 Battle The Valiant 水田直志 vs.ビッケ船長(2回目) Sarah's Lute 水田直志 Light of Despair 水田直志 Battle Strangers of Paradise 水田直志 Solitude 水田直志 False Home 水田直志 Whence the Darkness Deepens 山﨑良 The Way of Hope and Despair 山﨑良 The Cycle – Motif from "Sunken Shrine" 山﨑良,植松伸夫 Battle Breaking Crystal – Motif from "Prelude" 山﨑良,植松伸夫 vs.次元結晶体 Battle Darkness 岩﨑英則 vs.混沌の闇 Battle Become Chaos 水田直志 vs.混沌の闇(ソウルバースト後) Quickening of Darkness 水田直志 The Dark Will Always Be With Us 水田直志 エピローグ Stranger – Motif from "Opening Theme" 植松伸夫 オープニング、エンディング サウンドトラック STRANGER OF PARADISE FINAL FANTASY ORIGIN Original Soundtrack
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タイトル(コピペ用) ファイナルファイト タフ ジャンル ACT このページを編集 海外タイトル Final Fight 3 発売日 1995/12/22 動画を追加 シリーズ TASVideosForum 現行最速 -表示 海外版 ここを編集 記録 18 18.63 追記回数 44621 Player Diman TASVideosページ http //tasvideos.org/1170S.html TASVideosStatus published 転載元 分割リンク マイリスト 備考 Movieファイル 解説 その他 -表示 過去最速 +表示
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642 :ファイナル ファンタズム ◆6/PgkFs4qM:2008/01/16(水) 00 21 19 剣――。腕の延長線上と錯覚するまでに慣れ親しみ、また使い込んだ愛剣の姿が見えない。 いつも手元にある筈のエクスカリバーの消失――。たったそれだけのことだというのに、胸の底から途方もない喪失感が噴出し、視界を揺らした。こうして座っているだけでも言い様のない強迫観念が心を苛み、一時も冷静でなどいられない。 剣とは本来使い捨てを前提に所有するものであり、あくまで必要以上の思い入れは無用とするべきなのだ。遵って今の私のように個に執着するのは間違った捉え方であり、むしろ危険ですらある。戦場という激務をこなす以上、痛んだ刃を見過ごして使い続ければ、自身の命を削る結末になりかねないのだから。――それが並の剣ならば。 しかし我が愛剣は湖の妖精から授けられた世界に二つとない聖剣。刃にのせた信念、信頼、共に歩んだ経験は、他の剣で代用できるほど到底安くはなかった。 「あっ、あの、私のエクスカリバー……け、剣を知りませんか? 黄金の柄に直刃の……」 少女……アフマウは気まずそうに視線を外し、一言「アヴゼン」と言ったきり俯く。その言動の意味を訝しがるよりも先に、ベッドのすぐ傍から赤い帽子を被った小柄な何かがジャンプした。 「おまえガ、サガシてるケンッテ、コレカ?」 人形――。 一目で解る。軽い布に包まれた中で蠢く歯車の音。人よりも昆虫に近い不安定なくらいに細い手足。 子どもと見紛う低い背丈をしたソレは、しかし明らかに人間とはかけ離れた音声を発し、どちらかといえば歯車が軋むかのような高いトーンを含んでいた。 「これは……? いえ、それよりも……」 問題は針金の如き手に抱えられたオブジェにあった。中ほどから綺麗に両断された剣――――。 途端、精神が瓦解するかと思うほどの衝撃が脳を直撃するが、しかしよく見れば折れた剣の形状は見知ったものではなく、華美と称されるのが憚られぬほど綿密な彫金細工が施され、かつて刻まれていた筈のルーン文字は露ほども見受けられなかった。 おかしい、これは一体どうしたことか。 事実を素直に受け入れようとする半面、理性が頑なに拒否を訴える。何故なら剣に籠められた魔力こそ残滓として感じられるものの、決定的に形状が違う以上、それを我が剣とするのは流石に早計に過ぎるであろうから。これは、こんな折れた剣は、エクスカリバーでは…………ない。 「……アフマウ、からかうのは止して頂きたい。コレは私の所持していた剣とは全くの別物です。大方誰かが不覚にも折ってしまった物でしょう? 全く、性質の悪い冗談です」 「ホントウか? オマエ、ゴマカしテいないカ?」 「セイバー、あのね……この剣は他でもない、あなた自身が握っていた物なのよ? だからってあなたの物だとは限らないのだけど……本当に知らないの?」 「…………」 知らない。恐らく握っていたというのは気絶していた最中に知らずと掴んでしまったのだろう。――いや、そもそも私はどうして気絶していたのか? サーヴァントである己が気絶するなどと、普通に過ごす以上、どうやってもあり得ない出来事であるのに……。 頭が痛い。そのことを考えようとすれば、鈍痛が戒めのように脳を蝕んでくる。考えたくない。きっと、それは考えてはいけないことなんだ――。 途端、前方の扉が強烈に叩きつけられる。何事かと面を上げれば、今度はこちらの赤い人形とは対照的な、白い装甲に包まれた人形の風体が佇んでいた。軽い警戒心が頭をもたげるも、傍らの少女の弛緩した表情がその必要性を解く。 「メネジン。どうしたの? もしかして、慌ててる……?」 「……蛮族だ。また蛮族の連中がアトルガンに攻めてきたぞ……。アフマウ、絶対にここから出るな」 「……?」 赤い人形とは違って限りなく人間に近い声音が、多分に緊張を含ませた堅い声で忠告する。兜に包まれた表情は影となって――そもそも人形に表情などある訳はないが――見えなかったが、恐らく硬直して危険の程度を訴えていたに違いない。 蛮族――。かつては私が治めていたブリテンも、夷どもの脅威に晒され続けてきた。皆まで理解することは叶わなかったが、今彼女達が危機に瀕した状態であることだけは充分に察することが出来た。 胸にかけられていたシーツを払い除け、蒸れた襟元を解放する。……彼女には恩がある。報いる機会は今を措いて他になし。 「アフマウ、何か適当な剣はありませんか? 貴女には世話になった。その恩を今返したい」 「えっ? えっ? あの、セイバーさん?」 「時は一刻の猶予もないのでしょう? さ、早く。……大丈夫、こう見えても剣の腕に関しては自信があるので」 「はっ、はい!」 Ⅰ:アロンダイト Ⅱ:エクスカリパー Ⅲ:なし Ⅳ:ウホッ@筋肉ダルマの傭兵団 Ⅴ:脅威! 怪人トカゲ男の逆襲 Ⅵ:ドキッ☆人魚だらけのハーレム軍団+愉快な従者 投票結果 Ⅰ:3 Ⅱ:5 Ⅲ:0 Ⅳ:3 Ⅴ:1 Ⅵ:5
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949 :ファイナル ファンタズム ◆6/PgkFs4qM:2007/12/09(日) 22 44 08 「バタコって名よ」 「…………」 バタコ……。 そのまま思考を停止させること1、2秒。 直後、考えるよりも先に、巨大アンパンを数百メートル単位で投げ飛ばす剛球投手の姿が思い浮かんだ。更に付け加えるのなら、いつもきのこ型の調理帽を被った、実は絶世の美女という設定があったりするあの方だ。 傍らの少女も笑いを堪えるのに必死なのか、顔が真っ赤である。 「バタコ、ね。○ンパン○ンって知ってる?」 「何を言っているの? とにかく私はバタコ。よろしくね。――――って、これから長い期間一緒にいる訳なんだから、アナタも名前くらい教えてよ。名乗らないのはさすがに失礼じゃない?」 「ん……」 朱に染まっていた頬は一気に血の気が引き、何やら迷うような、言い辛そうな雰囲気で青ざめる。 バタコの言い分はもっとも過ぎる位当然のことだ。片方が名を明かした以上、もう片方の奴が名を語らないのは無礼に値する。いつかの少女のようにあだ名で済ますという手もあるが、あんな結果になってしまった以上、どうしてもその気にはなれなかった。 当の彼女は気まずそうに目線を左右に泳がせ、決して俺達に目を合わせようとはしない。表情は固く引き締まり、その様はまるで泣き出しそうな予感すら抱かせる。 1分、2分…………4分、5分と長い時間が過ぎていく。もしや彼女には名を明かせない理由でもあるのだろうか。バタコの顔をチラリと見るも、彼女はこの件に関して譲る気がないらしく、口をへの字にして厳しい表情を貫いている。 フォローが必要かもしれない。 そう思い立ち、口を開きかけた時――――。 「…………わっ、私の、名前は……」 衝撃。彼女の重い口が開き、そこから可愛い声が漏れた。 再び彼女の顔が赤く染まるが、1つしかない拳を限界まで握り締め、先程の比ではないくらいに耳まで真っ赤だ。瞼を閉じてすらいるではないか。彼女が自分の名を名乗るという行為にどれだけの勇気を費やしているのか、容易に察することができた。 「私の、名前は……。ひ、久織……久織、巻菜、よ……」 名を名乗る。 別段難しいことではないし、俺達が日常で当たり前に使っている行為である。 しかし、彼女、マキナが名を明かした際に生じた安堵感。そしてちょっとした幸福感は得難いものであったと理解できる。 マキナがどうして名を明かすことに躊躇いを感じていたかは解らない。でも、とにかく、名前を聞くことができたのは嬉しかった。先程名を聞く行為を止めなくて、本当に良かった。 傍らのバタコの顔も、厳しい表情から一転して晴れやかな微笑を宿し、穏やかな口調で先を続けた。 「うん……。よろしくね、ヒサオリマキナ」 「よろしくな、マキナ」 ――どことなくこのチームとは良くやっていけそうな気がした。 「でも、一つ断っておきたいのだけど……」 「何だい?」 「私、性格が頻繁に変わる体質なんだ」 「…………」 ……バタコも含め、沈黙。 一体どういうことだ? 和気藹々となり始めていた空気が、一気に冷める。 それを見て少し慌てながら、マキナが言葉を紡ぐ。 「願掛けみたいなものだと思ってよ。本音を言えば、この性格で言葉を出すのはとてもとても苦しいの。お願い。駄目だって言われてもこればかりは無理。絶対に譲れない」 「えっと……」 人の過去を詮索するつもりはないし、どこぞのエセ神父のように古傷を暴くつもりも更々ない。 誰だって色んなことを経験したからここにいる訳で。当然無傷で到達した奴は稀な存在であろう。 少し前まではあまり考えたことなどなかったが、あのひたすらに尊い騎士に出会えたことがきっかけとなり、多くの連中が悩みながら生きているんだって理解することができた。 「俺はいいよ。やりたいようにやればいいさ。バタコは?」 「私も構わない。その代わり、これから私達はパーティを組んで行動するのだから、自分勝手なことはしちゃダメよ。悩みがあればきちんと誰かに相談すること。1人のミスが連鎖して、何十人もの仲間が全滅って例もあるんだから」 微笑にて俺達の返事に応じ、再度無表情を経て、今度は大人しそうな顔つきへと変化する。 まさかこれが性格の変化だというのか? 表情の変化、と単純に言ってはみても、ソレは細かい部分に関するまで『別人』となってしまっている。一瞬、マキナが多重人格者なのではと疑ってしまったくらいだ。これで声まで変化していたら笑ってしまうだろう。 しかし当たり前だが声音は変化せず、正し口調は明らかに変わったものを以ってマキナが言葉を発した。 「……で、これからどこに行くんです? まだ決めていないんでしょ? 何なら僕が決めちゃってもいいですか?」 またまたバタコも含めて呆気にとられる。 ……どうやら彼女は並な過去の持ち主ではないようだ。 Ⅰ:船を経由してサンドリアへ Ⅱ:船を経由してバストゥークへ Ⅲ:徒歩でジュノへ(チョコボ免許)
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451 :ファイナル ファンタズム ◆6/PgkFs4qM :2007/11/10(土) 17 59 56 シャントットの小さな手の平が眼前に伸びてくる。水晶が自らに渡ることを半ば確信しているのか、有無を言わさぬ迫力すら感じる。 ……だが俺の返答は、そんな彼女の機嫌を大きく損ねるものだった。 「できない」 「————なんですって!? 貴方…………この世界に好からぬことが起こっても構わないとおっしゃってるんですの? わたくしの説明、ちゃんと聞いていましたの?」 可愛い彼女の顔が大きく歪み、両手に膨大な魔力が蓄積されていく。標的はもちろん、俺だ。 「……許せませんわ……。こうなった以上、力ずくで解決するしかありませんわね……。覚悟なさってくださいまし」 「いや、ちょっと待て。そもそも何で俺が持っていたら世界が滅亡するだの物騒な結論に行き着くんだ? 別に俺、これを壊そうだなんて全然思ってないぞ」 「貴方になくとも周囲の連中にある場合、どうしまして? 貴方のようなヘッポコくんがクリスタルを守りきれると思っているのですか? オホホ、笑わせないでくださいまし」 「あっ……」 ここにきてようやく彼女が言いたかったことを理解する。この数日間、散々味わった圧倒的実力差。それに対処できるだけの力がない限り、俺にクリスタルは渡せないと彼女は言っているのだ。 こうなれば俺が彼女に反論する権利などあろう筈もなく、部屋には重苦しい沈黙だけが残った。それでも、俺は……。 「——それでも。クリスタルを手放すということは……。クリスタルは……」 「…………一個人の感傷に過ぎませんわ。貴方は自身のワガママに世界を付き合わせる気ですか? 身の程を弁えた方が貴方のためですことよ?」 その通りだ。俺は何を言っているんだ。 しかし……。 俺は少女を取り戻したいだけなのだ。なのに……。何で周りの連中は俺達をそっとしてくれないのだろう? ————いかん、少し悲しくなってきた。目頭が潤んできやがる。 「……そういえば先程から、クリスタルは渡された物だとおっしゃっていましたわね。その方は男、ですか?」 シャントットの発言により、明らかに空気が変わった。 どうしてそんなことを聞くかはわからないが、場は俺を詰問する雰囲気から、慎重に聞き取る雰囲気に変化していた。それが彼女の気遣いかどうか知る術はないが、どちらにしろ今の俺にとってありがたかった。 「——いや、女の子だよ。でも、それがどうして?」 「女? 名前は何といいまして?」 「知らない。聞いても教えてくれなかった。————あの、俺の質問にも……」 「使えないヘッポコくんですわねぇ……。で、そのお方は今どちらにいらっしゃるんですの?」 「あ、ああ。それが……実はさらわれてしまって……」 「————さらわれた!? 誰に、でしょう……?」 「龍だよ……。俺が乗ってきた船より大きな龍。プロマシアがどうとか言っていたけど」 思い出す。あの龍はとにかくデカかったが、それ以上にとことん強大だったことを。俺達を襲った獣の頭部を一撃で噛み砕いた衝撃、今も忘れずに鮮明に再生できる。 だが話を聞いたシャントットは、呆然と意味不明な単語を呟いていた。聡明な彼女故に明確な返答が返ってくるとばかり期待していたのだが、これはちょっと肩透かしを食らった気分だ。 「恐らく……バハムート……。しかも、男神……。まさかラグナロクではあるまいし……。いえ、ですが…………」 「あの、シャントット?」 「なるほど、わかりました。とりあえずこの件は一時保留といたします。今は貴方に預けておきますので、大事に保管していてくださいまし。ごきげんよう」 シャントットはそれだけ言い残し、扉に手をかけた。 これは少女のクリスタルが取られる危機が過ぎ去った、ということか? よくわからないが、その前に俺にはまだ聞かねばならないことがある。 「ちょっと待ってくれ!」 「……何ざます? わたくし、1秒も惜しいくらい急いでいるのですが」 僅かな苛立ちを含め、さも面倒くさそうに小柄な体躯を巡らせる。だがこれは先程からどうしても気になっていたことなのだ。きちんと答えて欲しい。 「あのさ、俺がここに運ばれた時————」 Ⅰ:「銀髪の娘がいなかった?」 Ⅱ:「黒髪を2つに括りつけた、あんたと同じくらいの背格好の奴いなかった?」 Ⅲ:「三枚目の武芸者いなかった?」
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676 :ファイナル ファンタズム ◆6/PgkFs4qM:2007/12/23(日) 23 38 28 ――Interlude side saber 「行っちゃい、ましたね……」 「ええ……」 あれだけ大きかった旅客機が、今はもう豆粒のように小さい。 リン……。 ほんの数分前に見た、心底申し訳なさそうな顔。 行ってしまった。 ――けして今生の別れではない。しかし、シロウがいない私達にとって、彼女の損失は大きかった。 「……リンには謝るべきかもしれませんね。魔術師として大成しようというならば、時計塔への道は避けて通れぬもの。最低限、笑顔で門出を祝うだけの度量で別れに臨むべきでした」 「仕方ないですよ……。多分、姉さんもそれを理解していると思います」 理解している、か。 それは私自身も承知している。だからこそ、悔やまれてやまない。 彼女の優しさも。甘さも。責任感も。知っているからこそ、彼女がロンドンに発つのにどれほど悩んでいたのか推測できる。 代々遠坂が積み上げてきた魔術刻印を継承し、根源への悲願を課せられた以上、彼女は止まる訳にはいかなかった。強制じゃない。これは彼女が自分で望んだこと。真実、魔術師の家系に生まれたことを誇りに思っているからこそ、探求の道から逃げなかったのだ。 桜もリンの心を汲み取っている……と思う。 ――せめて最後は思いっきり心強い微笑を浮かべ、冬木とシロウは任せろと彼女に伝えたかった。 「……アーチャー。貴方は主に着いて行かなくて良かったのですか?」 私の言葉に呼応し、何もない空間が僅かに揺らめいた。 「何、構わんだろうさ。どうせ私が行った所で、雑用に扱き使われるのが目に見えている。ならばハウスキーパーの地位に甘んじている方が幾分かマシだろう?」 「そう、ですか」 それがこの弓兵なりの優しさかもしれない。もしくは私と同じくシロウを心配しているとか。……いや、それはないか。 「とうとう喧しいのが行っちゃったかぁ。冬木も寂しくなるかな。ま、タイガがいる分、まだまだ騒がしいのでしょうけど」 「フフ、藤村先生ですか。……今日は結局来れなかったみたいですね。時期が時期だからやむを得ないのでしょうけど。ライダーも忙しいみたいですね」 「ガクセイはオジュケンの季節だったっけ? そういうサクラはこれからどうするの? いつまでも衛宮邸に入り浸っている訳にもいかないでしょ?」 「私は……特に。お爺様からの指示はまだありませんし。やりたいことも、格別ないですし」 サクラ……。 シロウが行方不明になって、早半年が過ぎていた。 時の流れは残酷である。いつまでも1人の人間のことを想っている訳にはいかない。時は容赦なく私達を前へ進ませようと闊歩する。 めいめいが、過ぎ去った時に対応すべく、空いた穴を塞ぐ努力をしている。結局私とサクラだけが、空虚な孔を胸に抱えたまま、それを埋めずに今を生きている。 もう……シロウのことは忘れるべきなのだろうか? ――違う。彼は私のマスターだ。忘れるなんて、できない。 見送りを済ませた面々が、方々に散り、帰路へと就く。その様が……皆バラバラに去っていくようで、少し悲しかった。 その中で、1人背を翻してこちらに歩み寄ってくる者がいた。白銀の髪に赤い瞳。普段にも増して無邪気な顔は、何故だか機嫌が良さそうだった。 「イリヤスフィール。何です? 忘れ物ですか?」 「違う違う。……ね、セイバー。いいモノあげる」 小さな手の内側に握られていたのは、黒い水晶。表面は、反射する光源などないというのに、どうしてか暗い煌きを宿している。魔力は、感じ取れない。 「これは一体? 宝石ですか?」 「さあ? 何でもタイガが働いている学校から4つ掘り出されたらしいのだけど。気になったからリズに頼んでかっぱらってきてもらっちゃった」 「イリヤスフィール、貴方……」 「いいじゃない。万が一魔道に類するモノだったら大変でしょう? でも魔力なんて感じられないし……。だからね、あげる」 いきなり何を言い出すかと思えば……。盗んだ物など言語道断。本来ならば元の持ち主に返すべきだが……しかしこの場合、持ち主は誰にあたるのだろうか? 「大事にしてちょうだい。案外さ、これに願い事を念じれば、叶うかもよ?」 「……はあ。プレゼントされた所ですぐに返すのですけれどね。気持ちだけは、ありがたく受け取っておきましょう」 少女は晴れやかな笑みを浮かべ、去っていった。 「さて、と」 Ⅰ:念じてみる Ⅱ:早く元の所へ戻す Ⅲ:サクラも誘う